妊娠23週目。たまには怒ることも

必要かとも思ったけれど……
そうでもないか。

妊娠6か月を迎えた彼女は、
体重増加を医師に注意されている。
しかも、先週の検査では、
尿糖が＋になっていたのだ。

妊娠しているからといって、
食欲が増加するのも無理はないと思うし、
からだに大変な負担がかかっているのだから、
甘いものを食べたくなるのも無理はないと思う。

けれど、尿糖が＋になるということは、
妊娠糖尿病のおそれがあるということで、
妊娠中の糖尿病は、母体にも赤ちゃんにも、
悪い影響を及ぼしかねない。

ということを危惧して、
食べ過ぎや甘い物の間食などを、
きつく彼女に言っているのだが、
どうも通じないようだ。

なんか、なめられているというのか、
怖さが通じていないというのか。

ということで、ちょっとキレた感じで、
注意してみたのだが、
どうも、こんな伝え方はいけない気がする。

妊娠中の糖尿病については、
日本糖尿病・妊娠学会のホームページに
詳しく書いてあるので、
http://www.dm-net.co.jp/jsdp/qa/
この辺を冷静に伝えれば、
今の状況が理解してもらえると思う。

ただ、妊娠という大変な状況の彼女に
「～してはいけない」とか「～すべき」
のようなコミュニケーションをとるのも、
どうかと思うし、
よく考えれば「甘いもの」を禁止することが、
そもそもの目的ではない。

なので、ここは方向転換をして、
「カロリー低め」「糖分少なめ」
というデザートのレシピが
ネットではいろいろと紹介されているので、
彼女が思う存分、食べられるようなものを
作ろうと思う。